「こんぴらさん」のふもと伝統工芸「讃岐一刀彫りPOPだるま」はカラフルでかわいかった
こんぴらさんに行く途中、どーしても見たかったものがありました。
『POPだるま』です。
職人さんとか、伝統を引き継いでる!とかの特集をテレビとかで見て
ぐっとくるんですよね。
だから、職人魂みたいなものが垣間見れる讃岐一刀彫に興味がわいたのです。
「POPだるま」は、山中象党さんの娘さんが美術大学を卒業後、伝統工芸品、讃岐一刀彫で作成された彫刻品をカラフルな色でデザインしたもの。
そもそも、だるまって?
だるま(達磨)は仏教の一派である禅宗開祖の達磨の坐禅姿を模した置物、または玩具。現在では禅宗のみならず宗教、宗派を越え縁起物として広く親しまれている。
多くは赤色の張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残す。そして何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣がある。
wikipediaより参照
目入れをするのは知っていたけど、元々は僧侶の座禅姿からきてるとは驚きです!
だから縁起物になったのね!
讃岐一刀彫もよく知らなかったから、くわしく調べてみると、
日本で最初の政党内閣が誕生した、明治31年に開校した「琴平工業学校」で地場産業の育成と振興を目的とした技術を学んだ、第一期生の山中圧篤一さん(初代象党)によって世に広められたそうです。一本の木を継ぎ足すことなく彫っていく豪快な削りと繊細な技術で飾り彫りが細かなデザインが魅力です。
昔の人も、こんぴらさんのお土産に讃岐一刀彫のだるまを持って帰ったのかな??
お店の中は七福神、鬼のお面といろんな彫刻が、ガラスの棚にズラーーっと並んで圧巻でした。まるで生きているかのように迫力がすごい。ひとつひとつ手で彫るんだもんなー。学生の時の版画でさえ結構大変だった覚えがあるのに、大きく立体なものを彫る技術ってすごいなー。と感動。
店内をぐるーと回ると奥の作業場にだるまの原型らしき物が。
彫刻刀も大きい!
この方が発案者の方かな?
真剣な眼差しでだるまに色入れをしていました。
私は、こんぴらさん下調べの時に、初めて知ったんですが、数年前は地元のテレビや、雑誌なんかで沢山特集をされていたみたいです。その効果か今はPOPだるまの受注は中止になってしまっていてちょっと残念。
自分の好みの色や模様をお願いできるので、みなさんお祝い事でプレゼントされたりするそうです。HPをにも過去に注文がきたデザインがのっていて、それぞれ個性豊かなだるまに仕上がってます笑
こんぴらさんの参道を歩くとほかのお店でも讃岐一刀彫!と書いてあるお店がたくさんありました。正直、木彫りのくまとかだるまとかはいりません!(ごめんなさい)お土産でもらっても困ります!(昔、北海道土産で木彫りのくまがものすごく流行ったようで、子供ながらに友達の家に遊びに行ったときになにこれ?って思ってました)
きっと最近の若い子も買わないでしょう。でも大切な伝統工芸。これからの時代に残していくためには時代にあったものを提供しなくちゃいけない。
そんなアイデアを考えた娘さんはすごい!
古いもののいい所と新しいもののMIXて、下手をすると斬新すぎて受け入れられなかったりするから、上手に掛け合わすのって難しいと思う。
守るべきところは守って、芯をしっかりもって。
これからも、讃岐一刀彫が日本や世界に誇れるものとして発展していってほしいな。
住所 〒766-0001
電話 0877-73-3009
営業時間 10:00~17:00
定休日 不定休